たのしい授業と仮説実験授業と

仮説社のこと、仮説実験授業のこと、たのしい授業のこと、出版のことなど。

巣鴨の街が書いてある本は?

仮説社が高田馬場から巣鴨に引っ越してきてそろそろ半年近くになろうとしています。お昼を食べるために行く食堂もそろそろ行き尽くした感じです。

せっかくだから巣鴨の街のことを書いている本はないかなあと探していると、前回のブログでも紹介しましたが、こんな本がありました。

読んでみました。

詩人の伊藤比呂美さんの日記と言っていいのかどうかは定かではありませぬが、まあ日々の出来事を書き綴っているということでは、やはり日記のようなものと言っていいのではないでしょうか。

「新巣鴨地蔵縁起」と書名にあるから、巣鴨の街の話が書かれているのではないかと思って読んでみました。たしかに巣鴨の地蔵通りやとげ抜き地蔵のある高岩寺の話は出ては来ますが、ほんの少しだけでした。巣鴨の街のことを知りたいというわたしの願いは叶えられませんでした。

が、なんだかぐいぐいと迫られて、とうとう全部読んでしまいました。イギリス人の夫との話とか、娘のこととか、要介護状態の親の話とか、わたし自身の関心事と重なるところが多かったせいでしょうか、なかなか面白かったです。流石に詩人だけありますね、読ませる文章だと思います。

 

それにしても、巣鴨の街のことを書いた本はないもんでしょうか?

もうちょっと探してみます。