続・巣鴨の街のことが書いてある本は?
会社が巣鴨に引っ越したので、せっかくだから巣鴨のことが知りたいと、昼休みにはせっせと会社の周辺を歩きまわり散策にはげんでいます。また、巣鴨の街のことを書いた本はないかと探しています。
で、もうひとつ見つけました。
木﨑茂雄『ぶらり、ゆったり、今こそ癒しの街・巣鴨――とげぬき地蔵通り商店街の新たな挑戦』です。
著者の木﨑茂雄さんは、巣鴨地蔵通り商店街理事長です。
理事長となれば、なんとかして地蔵通り商店街を盛り上げていかねばなりません。
地蔵通り商店街が「おばあちゃんの原宿」といわれはじめた頃で、1990年代の事だったようです。それが、2000年すぎにはだんだんと人出が減ってきています。しかしこれはなにも地蔵通り商店街だけのはなしではありません。その時期というのは、全国的に景気は低迷しているわけです。
しかし、理事長ですから、何か対策を考えなくてはなりませんね。そこで、商店街の端っこにある大正大学をまきこんだり、「人生の辛いとげをたくさん背負っているおばあちゃん」を惹きつけている「とげ抜き地蔵」のある高岩寺や、商店街の入り口にある、第三番江戸六地蔵尊のある眞性寺などと協同でいろいろな手立てを考えたり催したりしつつ、商店街に人を呼ぼうと努力しているのです。
この本には、そういう商店街の歴史から、今まさに取り組んでいるいろいろな企画について書かれています。もちろん商店街の店の話も出てきますので、商店街のよい紹介の本にもなっています。読むと、この店に行ってみたいと思う店が見つかることまちがいなしです。
巣鴨の地蔵通り商店街に興味を持っている方はぜひ読んでみることをおすすめします。