たのしい授業と仮説実験授業と

仮説社のこと、仮説実験授業のこと、たのしい授業のこと、出版のことなど。

巨大地球儀

「アースボール」という,地球儀のビーチボールがあります。

直径はなんと1メートルです。膨らますとすごく大きいです。実物の地球の1300万分の1の大きさです。

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これを,いま,仮説社の売り場の天井に磁石を使ってぶら下げています。

ところで,仮説社は松岡第一ビルというビルの3階にあるのですが,道路から見上げると窓が見えます。昼間は反射していて外から中は見えないのですが,夜になって太陽が沈み,外界が暗くなると,電灯をつけて明るい仮説社の中が見えるようになります。

そこで,夜に,仮説社のあるビルの前の道を歩く人からこの天井にぶら下げたアースボールが見えて欲しいと思って,いろいろとぶら下げる位置を変えたり,ライトを当てたり工夫をしてみました。

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しかし,これがなかなか思うように行きません。

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むずかし〜。

こまを楽しむ

小学3年生の国語の教科書(光村図書)に「こまを楽しむ」という文章が載っていて,いろいろなコマが紹介されています。

コマといえば,仮説社は『コマの力学』という本を販売しています。

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また,コマもいろいろと販売しています。

 

ぜひ,子どもたちにいろいろなコマを回させてあげて欲しいです。

巣鴨の仮説社に来ていただければ,実際にコマを体験していただけます。

www.kasetu.co.jp

 

自分の心のなかを見つめるということ

5月24日のテレビドラマ「重版出来」を見ました。今回の話の中に、「漫画を書くということは、自分の心の中を見るということだ」というような台詞がありました。

この「漫画」は「文章」に置き換えられると思います。で、まったくもってそのとおりだと思うのです。いってみれば、「何か文章を書くことは自分の心の中をさらけ出すこと」です。これは、非常に恥ずかしい行為です。でも、これができないとダメなんだと思います。あるいは、恥ずかしいという気持ちをふっとばすだけの「それでも書かずにはいられない」衝動が必要なんだと思います。

 

それにしても、「自分の心の中を見つめる」というのは時として辛いです。見つめても見つめても、何もなかったりすると、「うーん、ぼくって何なんだろう?」と思ったりするわけです。これは辛い。でも辛くてもそんな自分と向き合うしかないんですね。

そこで、「それならなにか見つけられるものを自分のなかに作らなくっちゃ」と思うのです。とにかく何かしなくては始まりません。そう思います。

さあ、仕事仕事。

ま、仕事でなくてもいいんですけどね。

巣鴨駅の山手線と埼京線

仮説社は,山手線の巣鴨駅から歩いて2分のところにあります。駅から会社に行く途中,線路の脇を通るので駅に止まる山手線が見えます。そこで,ときどき写真や動画を撮ってツイートしています。

山手線ってひっきりなしに電車が来ているので,ほとんど毎日駅のホームに止まっている電車を撮影できるのではないかと漠然と思っていたのですが,いざ撮影しようと思うと,けっこう電車が止まっていない事が多いです。

考えてみると,止まっている時間はたぶん1分もないのでしょう。で,電車の間隔は4分位はあったと思いますので,止まっている電車に遭遇できる確立は5分の1位になると思われます。つまり,週5日出勤するのならば,週に1回しか巣鴨駅に止まった電車を見ることはできないということになります。

実感としては,週に2回位ホームに止まっている電車を見ている気はしますが,電車が止まっていないホームを見る回数のほうが,止まっている電車を見る回数よりも多いのは確かです。

山手線以外に埼京線と思われる電車が素通りしていくこともありますが,これは滅多にお目にかかれません。ホームに山手線が止まっていて,そこに埼京線が通りかかるということもないことはないのですが,その映像を撮影出来たのは,これまでに1回しかありません。やっぱり,偶然ってそんなにおこることではないのですねえ。

表現の自由を守るためのアプリ

「イランの若者、スマホアプリを駆使して〈道徳警察〉をかわす」という記事を、『BIG ISSUE』2016年4月15日号で読みました。

〈道徳警察〉というのは、イスラム教徒に服装や行動の規範を強要するために見張っている警察です。スカーフを着用していない人や、男女の同伴を取り締まっているらしい。

そこで、その道徳警察を見つけた人が、その場所をグーグルマップ上にアップして、他の人が知ることができるようにするアプリ「ゲルシャド」が、若者の間で広がっているということです。

「なにを着るか」という表現の自由に対する抑圧をはねのけるためのアプリなわけです。

 

表現の自由に対抗」といえば、まずは「出版」の自由という言葉を、わたしなどは思い浮かべます。しかし、いまや「表現の自由」を守るためにも、スマートフォンのアプリが活用されるという時代になったのでしょうか。ゲリラ的に出す冊子や壁新聞というものは今でも有効だとは思いますが、その役割は早晩、スマホのアプリに取って代わられるのかもしれません。いや、すでに、メールマガジンや、ブログやTwitterFacebookによって取って代わられているのかもしれません。

となると、これからは、ブログを作ったり、あるいはもうアプリそのものを自分で作るという能力が大切になってくるのでしょう。そのためにはどういう能力が必要なのか、わたしには検討もつきませんが、しかしこれからの若者にとっては必須の能力になってくるのかもしれませんね。

「火打ち石セット」

仮説社の商品に「火打ち石セット」というものがあります。

火打石セット塔の沢

火打石セット塔の沢

 

 「マッチが発明される以前,昔の人はこんな方法で,火をおこしていた」ということを実体験できる「火打ち石のセット」です。

この商品は,青森在住の科学実験出前屋の萠出浩さんが作製されています。

https://www.facebook.com/hiroshi.modashi

萠出さんの所には,ときに,購入したお客さんから感想が届くそうです。

その感想に共通しているのは「本当に火花が火になるなんて考えてもいなかったのに
本当に火おこしが出来てしまってびっくりした」というものらしいです。

この「火打ち石セット」とはどういうものかというと,「石と鋼と火口(ほくち)」のセットです。火をどうして起こすのかというと,鉄と石をぶつけて火花を出して,それを火口につけて,炎にする」のです。

火花から火をおこすというところがやっぱり不思議というか,ほんとにできるのかなと思うのではないでしょうか。

ご安心ください。本当に火はおこります。

こんなものを作っているという萠出さんとは一体何者なんだろう,と思われた方はぜひこの本をお読みください。

気分はアルキメデス―ボクはお楽しみ科学実験出前屋

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