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たのしい授業と仮説実験授業と

仮説社のこと、仮説実験授業のこと、たのしい授業のこと、出版のことなど。

めだか

仮説社にはメダカが一匹います。

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仮説社で発行している本,

 『水中の小さないきものけんさくブック』に,ミジンコが載っています。

水中の小さな生き物けんさくブック

水中の小さな生き物けんさくブック

 

 そこで,ミジンコを取りにある池に行った社員が,ミジンコと一緒に網にすくわれたメダカを持って帰ってきたのです。実は2匹連れ帰ったのですが,1匹は死んでしまいました。が,残った1匹は元気に泳ぎまわっています。毎日,出社するとまずメダカを見に行ってます。長く生きていてくれよ。

「科学教育の仮説社」のある街・巣鴨においでください

以下の文は,出版社の団体である

版元ドットコム

のサイトにある「版元日誌」に書いた文です。

 

 
「科学教育の仮説社」のある街・巣鴨においでください
 
 「科学教育」の仮説社の主たる刊行物は,月刊誌『たのしい授業』をはじめとする,小中高校の先生方を主な読者としたものです。
 そのなかでも,「科学上の最も基本的な概念や原理・原則を教えることを意図した授業」である「仮説実験授業」に関する書籍が中心となっています。
 「科学上の最も基本的な概念や原理・原則」ときくと,なんだか難解なことがらを理解して覚えなければならないような気がしませんか。でも,そんなことはないのです。本当に基本的なことはとても単純です。基本中の基本概念である「原子論」だって,「すべてのものは原子からできている」,たったこれだけです。
 この原理・原則をもとにして,世の中におきている様々な現象を読み解いていけるようになるわけですから,これらを身につける学習,授業はたいへんたのしい時間になります。なぜならば,一つの重要な原理を理解すると,世の中の見え方が少し変わってくるからです。「そうだったのか。あれは,そういうわけだったのか!」というようにです。
 
 そこで,仮説実験授業を提唱した板倉聖宣(いたくらきよのぶ)さんは,そんな基本概念を絵本に書かれています。
 この「いたずらはかせのかがくの本」の新しい巻『せぼねのある動物たち』ができました。
 
『せぼねのある動物たち』
 
 わたしたちがものを見て,たとえば,「これは猫だ」と分かるということは,まずはそのものを,「生きているものか,生きていないものか」に分けて,次に「動く(動物)か,動かない(植物)か」に分けて,その後「背骨がある(脊椎動物)かない(無脊椎動物)か」に分けて,次に「卵を生むか,生まない(哺乳類)か」に分けて,……と分けていくことによって,そのものごとを分かることができます。
 この『せぼねのある動物たち』を読むと,「ふーむ,こんなふうにしてわたしたちは世界を理解してきたんだ」という科学的な見方が納得できる本です。
 
 「いたずらはかせのかがくの本」は,最新刊の『せぼねのある動物たち』も含めて,現在5冊でています。
 
『もしも原子がみえたなら』
 
『空気と水のじっけん』
 
ドライアイスであそぼう』
 
『足はなんぼん?』
 
『せぼねのある動物たち』
 
 これらの絵本は,原子論や,動物を「足の数」に目をつけて分類したり,背骨がある動物をいろいろな特徴で分類したりという内容で,読んでいるうちに科学的な見方考え方が知らず知らず身についてくるように意図しています。
 子どもだけでなく。おとなのみなさんにとっても「おお,そうだったのか」という新たな発見があるはずです。絵本だからと言って敬遠せず,おとなの方もぜひ手にとって眺めてみてくださるようお願いいたします。
 
 
 仮説社は,書籍や雑誌だけでなく,各種の実験器具や小・中学校の教室においておくと子どもたちが喜んでくれるおもちゃや手品なども販売しています。
 たとえば,『足はなんぼん?』を読んだあとに子どもたちどおしで,また子どもと大人でいっしょに遊べるカードゲーム「足算(あしざん)」などというものも開発製作して売っています。
 
〔ここに「足算」の写真が入る〕
 
 「仮説実験授業」や「たのしい授業」にご興味を持たれた方は,ぜひホームページをご覧ください。
 また,東京・豊島区巣鴨の本社には売店も併設しています。お近くの方はぜひご来店ください。社員一同,お待ちしております。
 
 
(仮説社 川崎)
 

市営の図書館,ではなく,「書店」

東京新聞』(2016年12月9日,朝刊)に,

青森県八戸市で4日、市営書店「八戸ブックセンター」がオープンした,という記事が載っていました。

「地元の小さな書店では入手しにくい,売れ筋ではないが、知的好奇心を刺激するような良書」を揃えたとのことです。また,本だけでなく,コーヒーやアルコールも販売しているとのこと。

www.tokyo-np.co.jp

 

 どんな本が並んでいるのかはわかりませんが,たぶんいわゆる専門書が並んでいるとおもわれます。仮説社ももちろん専門書出版社です。このような書店ができることはたいへんうれしいです。歓迎します。

 ひとつ興味深いのは,「本だけでなく,コーヒーやアルコールも販売している」という点です。これはいいですね。全国で書店がどんどん潰れている今,書店の生き残り策のひとつとして,「本以外のものも売る」という方法が有効なのではないかとおもうからです。

 いまでも,文房具を書店の一隅で売っている店はけっこうあるとおもいます。また,書店の一部を喫茶店のようにしている店もあります。が,本とコーヒーやアルコールをほとんど同等にあつかっている店はまだまだそんなにないのではないでしょうか。これからは,本もおいてある雑貨屋さんのようなお店が増えてくるのではないでしょうか。もっとも,雑誌や本と,それ以外の雑貨は,仕入のルートがちがったり,あつかいの方法もちがったりするので,経営者はたいへんになるとおもいます。それにどう対処するかという課題はあるとおもいます。

 ひとびとが本に接することのできる空間がなくならないようにするにはどうしたらいいのか。まだまだ最善の解決策は見つかっていないとおもいます。 

『たのしい授業』2016年12月号の目次

『たのしい授業』2016年12月号が発売になりました。

目次を紹介します。

 

『たのしい授業』2016年12月号(No.457)ここから世界へ◇◇◇
■:題名
◎:副題
▽:説明文
字下げ:短編
★:連載,常設記事の副題
表紙絵/いぐちちほ,カット/TAKORASU,かえる社


■受験生を励ます 年賀状(山路敏英)

NASAプラトンボと仮説実験授業の紹介をしてきました(相川
智彦)
▽「宇宙を教育に利用するワークショップ」で授業プラン〈くるく
る回って空を飛ぶ〉の研究発表をすることに。たとえ国が違って
も,たのしい授業は世界共通だと確信。

■たのしい思い出は《空気と水》で(森田光徳)
◎ネパールから転入生がやってきた
▽ネパールからやってきた5年生のナラくん。勉強がわからず,不
登校気味になってしまいました。そこで「とにかく日本語を教え
る」ことよりも「たのしい授業」を優先するようにしたら,ナラく
んの笑顔が初めて見えた!

エピクロスの学校はどこに?(吉田秀樹)
◎原子論と地動説が同時に誕生したギリシャへの旅
▽謎と興奮につつまれたギリシャ。夢は紀元前にさかのぼり,原子
論と地動説の起源につながる情報を求めて足を棒に。しかし時間は
わずかだ。せめてエピクロスの「たのしい学校」の跡地に立ってみ
たい! 行け行け秀樹!

■この初めての授業が,とても好きです(福嶋祐子)
バングラデシュ×私×仮説実験授業
▽授業書と分子模型をカバンいっぱい詰め込んで,青年海外協力隊
としてバングラデシュに行くことに。国旗はよく似ているけれど,
普段あまり意識することのない国での仮説実験授業。果たして子ど
もたちの目は輝くのか?

   ★編集委員会ニュース

   ■ライスケーキ(島 百合子)
   ◎残ったご飯もおいしく食べよう

■青年が見た〈自分の国〉像 再び (池田毅司)
◎25年間で変わったこと,変わらないこと
▽1988年に行われた各国の青年たちの〈自分の国で社会的に成功
するためには何が重要か〉に対する意識調査。25年たって,社会
は,人々の意識はどう変わったのか?

■多数決に優先すること(松田心一)
◎ある校長の体験 ── 群れに紛れて我を忘れないために
▽2学期始業式,ある男子生徒が校長の中学校に転入してきた。申
し送りによると,喫煙は常習に近く,教師への暴言もしばしばだと
いう。転入後は,授業中に勝手に教室を出ていくことも多く,先生
方は彼の行動に振り回されていた。そこで,学年の先生方全員,近
く予定されていた修学旅行には,彼を参加させないという意向だっ
た。が,校長は「彼も参加してほしい」と考えていた……。

■原子論的な考え方の魅力(林 泰樹)
★子どもの気持ちがわかる教師への道 ── 板倉聖宣さんの本を読
みながら考える9
▽「目に見えないものを,重さを手がかりに追求していく過程(授
業)」に興奮して取り組む子どもと教師。それが「自然」だけでな
く「社会」にも適用できるなんて!

若狭湾での生活 (広瀬真人)
★2そくのわらじ! 第3回
▽突然の異動で〈少年自然の家〉に。え? カッター訓練?

   ★研究会・行事案内等 全国サークル案内
              わくわく科学教室
              研究会案内
              授業書と科学と人生と(横浜)
              楽しい仮説実験ワークショップ(愛知)
              仮説実験授業研究会冬の大会(東京)
              北海道「たのしい授業」講座
   ■5分できれいになる掃除法(由良文隆)
   ■『みんなのおりぞめ』(淀井 泉)
   ■不思議な数「6174」(菊谷秀臣)
   ■(おたより)子どものつぶやき(扇野 剛)
   ■(おたより)たのしい買い物(森戸みずほ)
   ■(おたより)はらぺこあおむし(高橋善彦)
   ■(おたより)国旗おりづる(日吉 仁)
   ★裏表紙の解答
   ★仮説会館&板倉研究室
   ★編集後記

★はみだしたの(欄外一行メモ,毎ページ下段)
ア影山聡美  イ道端剛樹 ウ高橋善彦,エ佐藤弘道,オ扇野 剛,
カ吉野幸子,キ吉岡 淳,ク荒居浩明,ケ北村知子,コ岩本洋二,
タ南元史子,チ丸山秀一,ツ由良文隆,テ佐藤重範,ト明定義人,
ナ渡部二郎

   ★広告等 コパン・クラージュ
        仮説社

 

 

 

月刊『たのしい授業』2016年12月号は,12月3日発売です

月刊『たのしい授業』12月3日発行の12月号は,特集が「ここから世界へ」ということで,日本国内だけでなく,海外で仮説実験授業を実践したり,海外から日本の学校へ来ている子に仮説実験授業を受けてもらったりした実践の記録が中心です。
 
沖縄の中学教師,相川智彦さんの「NASAプラトンボと仮説実験授業の紹介をしてきました」とか,ネパールからの転入生を日本語学級で担当した,東京の小学校教師・森田光徳さんの「たのしい思い出は《空気と水》で――ネパールから転入生がやってきた」。それに,青年海外協力隊としてバングラデシュに出かけて仮説実験授業をやった福嶋祐子さんの「この初めての授業が,とても好きです――バングラデシュ✕私✕仮説実験授業」という報告記事などが載っています。
 
特集以外の長編記事に,「多数決に優先すること――ある校長の体験。群れに紛れて我を忘れないために」という,松田心一さんの文章があります。松田さんはすでに定年で退職されていますが,現役校長だったころの体験談です。
ひとりの荒れた中学生の修学旅行への参加を認めるかどうかをめぐって,学年の先生方と校長の判断が割れました。そんなときどうするかは,多数決で決めてよいのでしょうか。最優先されるべきことは何なのでしょうか? いつでもどこでも当てはまる正解はないのかもしれませんが,いまも同じ問題が各地の学校で起こっているにちがいありません。そんな事態に直面したときの強力な参考になるお話です。
 
ほかにも,受験生を励ます年賀状を出している話や,「5分できれいになる掃除法(中学校)」などの短編も,読み応えがあります。
 
 
 
 

 

たのしい授業 2016年 12 月号 [雑誌]

たのしい授業 2016年 12 月号 [雑誌]

 

 

 

近所に煮干しラーメンの店を見つけました

巣鴨駅南口近くにある仮説社の近所に,最近開店した,煮干しラーメンの店「いま村」に行ってきました。

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『煮干しの解剖教室』という本を出しているので,「煮干し」関係には敏感です。「煮干し」ラーメン屋さんを見つけたときにはなるべく入って食べるように心がけています。

http://kasetusha.cart.fc2.com/ca46/603/p-r-s/

 

ひところ,濃厚とんこつスープのラーメンが流行っていた時期があったと思いますが,いまやそのブームも落ち着いて,色んな味のラーメン屋さんができていますね。いろいろな味が楽しめて,いいことだとおもっています。

最近はこの「煮干し味スープ」のラーメンは流行っているのですかね。結構いろいろなところで見かけるようになってきたような気がします。煮干し好きのわたしとしてはうれしいです。煮干しの消費が増えるのも好ましいです。

今回食べた「いま村」は,麺が太硬でおいしかったです。ネギ増量で950円でした。ラーメンとしてはちょっと高い気もしますが,味は満足のいく美味しさでした。ごちそうさまでした。

カレンダー「花暦」(はなごよみ)

 仮説社で販売しているものの中に,「花暦10」(はなごよみ)というカレンダーがあります。
名前のごとく,「花の写真が載っている,2017年のカレンダー」です。
 
 
 このカレンダーは,細井昭さんという,新潟県魚沼市大沢にある時宗のお寺・東養寺の方が作られたものです。
 細井昭さんの父である東養寺の前住職は,2013年に亡くなられた細井心円さんという方で,小学校の先生でもあり,仮説実験授業をとても熱心に実施,研究されていました。そんな縁で,東養寺の境内には科学の碑と,科学の碑記念館があります。
 
 カレンダーに,現住職であり,昭氏の妹さんの雅子さんがこう書かれています。
「平成16年1月に発病した脳出血の後遺症により,兄,昭は言葉によるコミュニケーションが不自由になってしまいました。とくに文字でなにかを表すことがむずかしい状態です。しかしながら,どうしてもみなさまに感謝の気持ちを伝えたとのことですので,本人にかわり家人よりひとことご挨拶させていただきます。
 職場でも,プライベートでも非常に活動的であった兄ですが,,病後の後遺症のためおもうように動けず,また自分のおもいを言葉では十分に伝えることができなくなりました。家人もそれを見守るだけしかできず,おたがいに切ない時期をすごしました。そのようなときにリハビリの一環として言葉以外の手段,写真で他人になにかを伝えられることに気づいたようです。それからというもの,毎日のように身辺の花の写真を撮りはじめるようになりました。
 病前より,兄は自然の素晴らしさを多くの人に伝えたいというおもいを強くもっておりました。多少なりともそれができるようになったこと,カレンダーを通じて新しい方がたと知り合えることができるよになったことに,本人ともども深い喜びを感じております。また,今年は大勢の方のご尽力で「花暦写真展」を各地で開催することができ,望外の喜びでした。深くお礼を申し上げます。
 これからもいろんな方のお世話になると存じますが,あたたかく見守ってくださいますよう,お願い申し上げます」
 
 写真は,おもに細井昭さんのお住いの近くの花ですので,種類は限られていますが,花のお好きな方におすすめのカレンダーです。